今週のテレビ

nostalji2015-07-19

日曜日は1週間のテレビ番組チェックの日。新番組と最終回ドラマ、それに映画ね。
韓国時代劇『花たちの戦い(全50話)』が最終回を迎えます。17世紀の朝鮮王朝・仁祖の時代が舞台です。両班の妾の娘として差別されるヤムジョン(キム・ヒョンジュ)が仁祖(イ・ドクファ)の側室となって寵愛を受け、権力への野望のため様々な謀略をめぐらす物語。観ていて気分が悪くなるようなドラマですが、このドロドロ感が癖になるのです。
仁祖は仁祖反正(クーデターによって光海君を廃位)によって官僚たちに祭り上げられた王様で、傀儡王とも云われています。国際関係に暗く、王としての資質は光海君よりかなり劣ります。進歩的な昭顕世子を毒殺(ドラマではヤムジョンが暗殺)したとされ、さらに世子妃も自分を毒殺しようとした疑いをなすりつけて(これもドラマではヤムジョンの陰謀)殺しています。歴代王のなかで出来の悪さではトップクラスですな。他の韓国時代劇でも好意的に描かれたものはありません。
ヤムジョンと対立するのが仁祖の継妃の荘烈王妃で、後年、粛宗の代には宮廷の長老・慈懿大妃としてチャン・オクチョン(後にチャン禧嬪)を女官に登用しています。悪女と縁のある御方ですなァ。韓国時代劇を見ていると、自分のしたことを反省せず、何もかも相手のせいにして主張する韓国人体質がよくわかりま〜す。