史実よりも伝説

nostalji2009-08-31

録画していた『独眼龍政宗』(1942年・大映/監督:稲垣浩)を観る。合戦で目に矢が刺さり、片目になるところから始まって、人質になった父を死なせた悲しみを乗りこえて、奥州の平定のために出陣する姿でもってエンドとなる伊達政宗片岡千恵蔵)の物語ね。戦時中の作品なので、聖戦がテーマになっていますね。戦死した者のためにも戦うということが前面に出ていますよ。合戦シーンは、現在ではCG処理されて誰が撮ってもそれなりの映像ができますが、当時はロケによる人海戦術なので監督の技量に左右されますね。稲垣浩は合戦のようなモブシーンを得意としているので、それだけを観ていても楽しめました。画像は、伊達政宗片岡千恵蔵)と片倉小十郎月形龍之介
ところで伊達政宗の片目は幼時に患った疱瘡によるものなんですが、戦後の中村錦之助が主演した東映時代劇『独眼竜政宗』でも、矢傷が原因になっていましたね。子供の頃、私は伊達政宗の片目は矢傷だと信じていましたよ。映画的には史実より伝説の方が面白くなりますねェ。
衆院選は民主の圧勝で終わる。民主がよくて支持されたのでなく、自民に対する不信の結果で、4年間で改善がなければ次回はどうなるかわかりませんよ。政治資金に関しては民主も自民と同じ体質を持っているので、鳩山さんは変な大臣を選ばないことね。それと、一言多い人もね。政治家は清濁併せ呑む必要がありますが、濁を徹底して隠せる人物が何人いるかでしょうか。大臣になると驕りが出て、濁を国民の前に曝け出しますからね。気をつけないと、政策以前に人物不信で自民の二の舞を演じることになりますよォ。