真実性がポイント

nostalji2010-11-26

録画していたテレビドラマ『フリンジ』を観る。『HEROES(最終シーズン)』の後番組で、初回ということで90分拡大放送でした。ボストン空港に到着した飛行機627便の乗員・乗客全員の皮膚が溶けて死亡している事件の捜査に当ったFBIのオリビア(アナ・トーブ)は、恋人の捜査官と犯人を追いますが、恋人が正体不明の薬剤の爆発で瀕死の重傷を負ってしまうんですな。薬剤に侵された恋人を治療できるのは、17年前に同じような人体実験をして精神病院に入院しているウォルター博士(ジョン・ノーブル)しかいないと考えたオリビアは、博士の息子のピーター(ジョシュア・ジャクソン)を後見人にして、博士を退院させます。でもって、何やかやあって犯人を捕まえ、恋人の命も助かるんですが、事件の背後には巨大企業の存在があり、恋人は組織の一員だったことがわかるんですよ。
SFXに金をかけているのはよくわかるのですが、これまでのドラマにもあったような物語構造で、取り立てて新しいところはありません。不可解な怪現象を、論理的に究明していく過程で、どれだけ真実性を持たせることができるかがポイントでしょうね。連続物でなく、一話完結型のようなので、適宜観ていくことにしましょう。