壮大な見世物

nostalji2011-01-10

録画していた『アバター』(2009年/監督:ジェームズ・キャメロン)を観る。最新映像技術を駆使した話題作だったので、やっぱり観ておかないとね。テレビの2D画面でも。3Dを感じさせる臨場感がありましたよ。とにかく画像が綺麗です。シネスコが登場した時は、ロングショットによる横拡がりを活かす構図が多かったですが、3Dは奥行きを感じさせる構図が多くなりますね。3Dテレビの普及を考えて、これからはシネスコサイズでの映画は少なくなるんじゃないかな。
内容は、稀少鉱石を得るために自然豊かな星にやってきた人類と、自然と暮している原住民との戦いを描いたSFアクションです。白人とインディアンとの戦いを描いた西部劇と同じですよ。違っているのは、悪い奴は環境破壊する人類ということですかね。この前観た『パブリック・エネミーズ』では目立たなかったスティーブン・ラングが、ムキムキ・マッチョマンの悪軍人で、CG原住民を相手に大暴れ。主役のサム・ワーシントンより存在感がありました。
それにしても、ジェームズ・キャメロンの映画作りは、豪華スペクタクルの巨匠と云われたセシル・B・デミルに似たところがありますね。役者の細かな演技なんて二の次で、映像の面白さを追求した娯楽大作で〜す。