朝刊別刷りから

nostalji2011-01-29

サザエさんをさがして』は、ボンネットバス。運転席より前にエンジンを搭載しているバスね。昭和30年代前半まではボンネットバスが主流でした。1960年代の高度成長時代に、大量輸送の必要性から後ろにエンジンのある箱型バスに取って代わられました。箱型バスは前方の視界が広くて、一番前の席に座るのが子どもたちの望みでしたよ。1960年前後はボンネットバスと箱型バスが混在している頃で、一番前に並んで視界の広い前の席をとろうと思ったのに、ボンネットバスが来た時は残念な気分になりましたね。現在は、逆に懐かしくてボンネットバスに乗りたい気分です。
全国で約90台のボンネットバスが走っているらしく(観光目的のようですが)、画像は四国交通ボンネットバス。以前、BSのどこかのチャンネルで、徳島の観光紹介をした番組があったのですが、その番組で毎回このバスが走っていましたよ。
『うたの旅人』は、ポール・モーリア。日本で最も愛された楽団で、耳に心地よい旋律と美しいストリングスの響きは私も好きで、レコード全集から映画音楽だけを抜き出して、私家盤CDとして収録したくらいです。そんなポール・モーリアが、日本での公演が1200回以上あるのに、フランスでは無名に近い存在だったとは驚きです。フランスでは歌詞に比べて、演奏や旋律への関心が薄いのと、テレビ出演がなかったのが要因とのこと。レイモン・ルフェーブルや、カラベリ、フランク・プウルセルといった楽団も日本ほどにフランスでは知られていないのかなァ。
ポール・モーリアの映画音楽(カバー)については、HP:汲々自適で⇒http://jiteki.harisen.jp/pcd1/elis1.htm