卵といっても

nostalji2011-06-02

録画していた『ザ・エッグ/ロマノフの秘宝を狙え』(2009年/監督:ミミ・レダー)を観る。大泥棒のモーガン・フリーマンが、アントニオ・バンデラスを仲間にして、ロマノフ王朝の秘宝“フェベルジェのイースターエッグ”を盗む泥棒映画です。フリーマン逮捕に執念をもやす警部ロバート・フォスターの目をかわしながら、ハイテク警備に守られた博物館からどうやって盗むかが見どころね。バンデラスは、フォスターの依頼をうけてマイアミからやってきた刑事だったのですが、さらにドンデン返しがあって、最後まで楽しめる作品になっていました。
バンデラスがフリーマンに好きな映画は『トプカピ』と言ったのは嬉しくなりましたね。『トプカピ』と比べると、泥棒シーンはハイテク対応で今イチ緊迫感がなかったのですが、やたら殺人シーンの多いアクション映画より、私は泥棒映画が好きで〜す。
江戸川乱歩全集第5巻の『吸血鬼』を読了。乱歩の作品には、犯罪動機が復讐(それも、異常な執念)というのが結構ありますが、これもその一つです。明智小五郎は『魔術師』事件で恋した文代と結婚し、小林少年を助手に、半身が焼け爛れた不気味な殺人鬼(変装ですけどね)と対決するのです。