録画していた『処刑人』（１９９９年／監督：トロイ・ダフィー）を観る。神の啓示を受けた兄弟（ショーン・パトリック・フラナリーとノーマン・リーダス）が、ロシアマフィアやイタリアマフィアのギャングたちを処刑するアクション映画です。ＦＢＩ捜査官ウィリアム・デフォーの特異なキャラの存在感が大きく、場面をさらっていましたね。犯罪現場でのデフォーの推理に、兄弟の実動をかぶせる演出は面白いと思いました。ストーリー展開は粗っぽく、人物描写にも物足らないところはあるのですが、演出面で色々工夫しているところが見られ、Ｂ級映画としては上出来で〜す。
江戸川乱歩全集の第６巻を再読。『白髪鬼』『目羅博士』『恐怖王』『地獄風景』『妖虫』が収録されており、『白髪鬼』を読了しました。『モンテクリスト伯』に似た復讐話で、それよりかなりエグいですけどね。１９４９年にアラカン主演で映画化されていますが、原作とかけ離れた凡作でした。
