存在感が違う

nostalji2012-05-16

ビデオのテレビ西部劇『ライフルマン(5巻)』を観る。「よみがえる拳銃」「一枚の写真」「西部を旅する少年」「追って来た男」の4話が収録されています。
「よみがえる拳銃」は、ルーカスの亡き妻の親友が名をはせたガンマン(ロバート・ウェバー)と結婚して店を開くんですが、ガンマンを狙って無法者たちがやってくるんですな。結婚の条件が拳銃を捨てることだったのですが、町を荒らす無法者たちに対して、保安官とルーカスに協力して再び拳銃を手にします。5対3のラストの決闘が見せ場です。
「一枚の写真」は、殺人犯として裁判にかけられた写真家(ジョン・キャラダイン)の無罪をルーカスとマークが証明する物語。マークの写真を撮っていた時に、かつて捕虜収容所で写真家を拷問した男が現れ、写真家はマークを馬車の下で隠します。その時、銃声が2発し、死んだ男は銃を抜いておらず、写真家の銃の弾倉は2つ空になっていたんですな。1発は以前に蛇を撃ったもので、マークを隠す時に耳元を銃弾がかすめ、自分が撃ったのは振り向きざまに男を撃った1発だけだと写真家は主張するんですな。ルーカスはマークを撮っていた写真から真相を究明します。
「西部を旅する少年」は、旅をしている少年が殺人犯の嫌疑で追われ、少年と仲良くなったマークが真犯人の追跡から少年を隠す物語。足跡を消したり、偽装したりして追手の目をあざむくマークが大活躍ね。だけど、ルーカスだけは誤魔かされないんだよ。
「追って来た男」は、弱みにつけこんで賭博場を開こうとする悪党と闘うレストランの女主人(ケティ・フラド)をルーカスが応援する物語。町民の信望を集めている女主人には、いかさま賭博師だったという過去があったんですな。ルーカスも最初は女主人を信用していなかったのですが、彼女の堂々とした態度に、過去にこだわっていた自分を反省するのね。ケティ・フラドが圧倒的な存在感をもっています。監督しているのは、サム・ペキンパーで〜す。