やっぱり死ぬのは

nostalji2012-05-15

韓国時代劇『チャクペ相棒』の最終回と、ビデオのテレビ西部劇『ライフルマン(4巻)』を観る。
『チャクペ相棒』は、赤ん坊の時にすり替えられた二人が親友となり、運命のいたずらから、一人は義賊の頭領に、一人は捕盗庁の役人となって相対することになる物語です。絶対的な悪はおらず、腐敗した役人と社会そのものが悪なのね。赤ん坊すり替えは、韓国ドラマによく出てくるパターン。全員生き残ってハッピーハッピーという最終回にならないのも韓国時代劇の定例パターンです。いつのまにか子どもが生まれているというのもね。やるべきことは、やっているのね。希望が見えるラストには、満足、満足です。
『ライフルマン(4巻)』は、「謎の隣人」「草原のカウボーイ」「馬小屋の怪」「将軍と浮浪者」を収録。
「謎の隣人」は、オープンレンジにいたルーカスの仔牛が英国人牧場の牧童頭(テッド・デ・コルシア)に盗まれるんですな。隣の牧場主は英国におり、牧場主の弟(アレン・ケース)が管理人として英国から来ているのですが実務は牧童頭に任せているのね。牧童頭は牛を盗んで自分の物にしており、ルーカスと対決することになります。牧童頭の手下でジェームズ・コバーンが出演していますが、まだ端役でクレジットもジム・コバーンとなっていました。
「草原のカウボーイ」は、アルゼンチンからやってきた牧場主一家とルーカス父子の交流物語。ガウチョの風習が見どころね。
「馬小屋の怪」は、殺し屋に撃たれた男をルーカスが医者(エドガー・ブキャナン)に連れて行き、炭疽病が流行していることを医者から知らされるんですな。撃たれた男の馬が炭疽病に罹っていて、殺し屋とマークを噛みます。パスツールが発見した血清注射で治療できるとのことだけど、炭疽病って、狂犬病みたいなもの?
「将軍と浮浪者」は、片腕のない浮浪者がルーカスの牧場にやってくるんですな。外見だけで差別するマークの教育のためにルーカスは浮浪者を雇います。浮浪者は元南軍兵士で、シェリダン将軍(ローレンス・ドブキン)が巡行中にルーカスの牧場に立ち寄ったことから将軍を狙います。グラント大統領の名が出てきて、『ライフルマン』の時代背景が1870年代とわかりま〜す。