納得できるベスト5

nostalji2012-05-26

本日の朝日朝刊別刷りbeの“beランキング”は、こよなく愛する西部劇映画。西部劇約70本のリストの中から5本を選ぶという方法で1782人が回答した結果、1位:シェーン、2位:荒野の七人、3位:明日に向かって撃て!、4位:駅馬車、5位:夕陽のガンマンとなっており、極めて順当なものです。6位以下は私が考えるランキングとかけ離れたものもありましたけどね。
私が西部劇を観る時にポイントにしているのは、ストーリー・映像・アクション・音楽・役者・美術(小道具)なんですが、『シェーン』はその全てにバランスがとれています。典型的な股旅物のストーリーを、ワイオミングの風景とビクター・ヤングの音楽に溶け込ませ、鹿皮服のアラン・ラッドと黒のベストのジャック・パランスの早撃ち対決、西部劇の魅力にあふれていて、私のベスト1作品です。
以下、『荒野の七人』は本家より七人のキャラが明確だし、音楽・アクションも最高でした。『明日に向かって撃て!』はアメリカン・ニューシネマの名作だし、『駅馬車』は古典的名作。『夕陽のガンマン』はマカロニウエスタンの最高傑作ね。
意外だったのが、16位の『帰らざる河』、17位の『夕陽に向かって走れ』、19位の『白昼の決闘』です。個人の好みなのでしょうが、選定理由がよくわかりません。逆に『ワイルドバンチ』が25位というのもね。20位の『ビリー・ザ・キッド21才の生涯』より上だと思いますよ。21位に『アニーよ銃をとれ』があるのですが、ジャンルとしてはミュージカルね。23位に『続・荒野の用心棒』があり、選んだ65人は生粋のマカロニファンでしょう。
結果としては変わらないと思いますが、選定リストの作品数は100本ぐらい欲しかったで〜す。