時代的には西部劇

友人に送ってもらった『賭博の女王』(1942年/監督:ロイド・ベーコン)を観る。賭博師となった女性をめぐる二人の男の争いを描いたラブ西部劇です。
1873年のニューヨーク、アダムスの娘コラリー(プリシラ・レイン)はポーカーの腕前は超一流ですが、カジノの賭博師キンケイド(ジョージ・ブレント)に敗れ、婚約者のジェラルド(ブルース・キャボット)より彼に惹かれます。金融恐慌で株が暴落し、破産したアダムスはショックで心臓発作をおこして死亡。全財産を失ったコラリーは、ジェラルドに結婚の約束をするものの、サンフランシスコへ旅立ちます。ジェラルドからコラリーとの結婚を聞いたキンケイドは、愛するコラリーのためにアダムスから手に入れていたネバダの銀鉱山の権利書をコラリーへの結婚祝いとしてジェラルドに預け、仲間のブラッキー(グイン・ウィリアムス)と旅に出ます。コラリーはサンフランシスコでシルバー・クインと呼ばれる女性賭博師になっており、ポーカーで稼いだ金を債権者への借金返済のためにジェラルドに送金していましたが、ジェラルドは債権者へ返済しておらず……
ニューヨークとサンフランシスコが舞台の中心で、最後のほうになってやっと西部の町シルバー・シティでのキンケイドとブルース・キャボットの対決。最初は良い奴かと思っていたブルース・キャボットはやっぱり悪い奴でした。グイン・ウィリアムスが出ているので銃撃戦でなく殴り合い中心のアクションです。ヒロインのプリシラ・レインは、今イチ魅力な~し。

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画像は、左からジョージ・ブレント、プリシラ・レイン、ブルース・キャボット。