後日談の次は前日談

nostalji2012-07-17

ビデオで西部劇『新・明日に向かって撃て!』(1977年/監督:リチャード・レスター)を観る。ブッチ・キャシディサンダンス・キッドと知りあい、二人が一流の強盗になるまでを描いた『明日に向かって撃て!』の前日談です。
服役中だったブッチ(トム・ベレンジャー)がブレッドソー保安官(ジュフ・コーリー)のはからいで出所するところから物語は始まります。二度と悪事を働かないというのが条件なのですが、「あんたが管轄するエリアではね」と呆けて答えるユーモアのセンスが、その後の展開にも随所に見られ、この作品を愉しいものにしていますね。ブッチはカジノでの強盗に失敗したサンダンス(ウィリアム・カット)に一緒に仕事をしないかと持ちかけます。ブッチの隠れ家は、昔の仲間だったO・C・ハンクス(ブライアン・デネヒー)に占拠されていましたが、O・Cを追っていたブレッドソー保安官がO・Cを捕らえます。ブッチとサンダンスはカジノの金を奪うことに成功し、有名になることを目指して一直線……
職人監督のリチャード・レスターらしく、爽やかな青春映画に仕上げています。主演の二人がピッタリはまっていますね。銀行強盗やラストの列車襲撃は、これまでの西部劇になかった新手で楽しめますし、紐で吊るしたビンを使った早撃ち練習とか、ブライアン・デネヒーとの決闘とか、西部劇らしいガンプレイも見られ、よく出来た西部劇ですよ。『明日に向かって撃て!』の際物作品と勘違いされ、損をしていますね。昨日の『ブラックソーン』と合わせて、『明日に向かって撃て!』三部作と呼びたいで〜す。
PS3で、『ドラゴンエイジ:オリジンズ』をプレイ。協定書による援軍の約束を全て取りつけ、諸侯会議へ。父の仇のハウ伯爵を倒し、ロゲインを処刑し、アリスターが王になりました。