謎解きよりも

nostalji2012-10-29

録画していた海外ドラマ『メンタリスト(第3シ−ズン)』の17話〜19話を観る。シーズン終了間近のキャチアップ放送を録画したものです。アメリカでは第4シーズンが終了し、第5シーズンが製作中。メンタリストというのは、人間の深層心理を巧みに操りながら、霊感占いやマジックを行う人間を一般的に指し、主人公のパトリック・ジェーン(サイモン・ベイカー)はその天才的観察力で犯行現場の様子や死体から瞬時に謎を解いていきます。彼はその特殊能力でカリフォルニア州捜査局(CBI)のコンサルタントとして事件解決に活躍するのね。あっというまに事件の全容は解明され、裏づけとなる犯人と証拠捜しがこのドラマの面白さになっています。相手の反応を確認したり、証言を引き出したりするジェーンの言動が皮肉なユーモアがあって抜群に面白いんですよ。
基本的には1話完結なんですが、ジェーンには妻子を殺した連続殺人鬼レッド・ジョンを捕らえるという目的があり、今回観たエピソードにはなかったですが、レッド・ジョンが関係するエピソードが時折り出てきます。こうしたドラマ作りを最初にしたのは『逃亡者』じゃなかったかな。連続物と違って途中で欠落したエピソードがあっても楽しめるので私は好きですね。現在も継続的に観ている、『ヤングスーパーマン』も『ハワイ・ファイブオー』も『スーパーナチュラル』もこのタイプです。逆に『V』のような連続物は、途中で打切りなった時の失望感が大きくてねェ。
『V』といえば、エイリアンの女王役のモリーナ・バッカンが第19話に出演していました。結婚相談所の社長である夫を殺した妻役で、ジェーンはすぐに彼女が犯人と分析するのですが、互いに心の奥を探りあう心理戦が展開します。この二人のやりとりは見応えがありましたね。画像は、モリーナ・バッカン。顔が小さくて首が長く、爬虫類系の個性的な美女です。『V』のエイリアンの正体はトカゲ人間で、女王役はピッタリだったんだけどなァ。