再映画化でなくリメイク

nostalji2013-08-12

録画していた『トータル・リコール』(2012年/監督:レン・ワイズマン)を観る。フィリップ・K・ディックの『追憶売ります』が原作ですが、原案者としてダン・オバノンたち1990年の『トータル・リコール』(ポール・ヴァーホーベン監督、アーノルド・シュワルツェネッガー主演)の脚本担当がクレジットされていたので原作からの再映画化でなく、完全なリメイクです。
前作は火星を舞台にしたスケールの大きなものでしたが、今回は金持ちと貧乏人の二極化が進む化学戦争後の荒廃した地球。何者かに追われる悪夢に悩まされる主人公(コリン・ファレル)が夢を実体験できるリコール社で夢機械にかかろうとした瞬間、突如警官隊に襲われるんですな。自分の妻(ケイト・ベッキンセイル)に襲われたり、革命派の女性(ジェシカ・ビール)と親しくなるのは同じね。スピード感のあるアクションの連続で、まるでテーマパークのアトラクションみたい。だけど、それだけね。メリハリがないので、クライマックスが盛り上がりませ〜ん。