傍役を見る楽しみ

nostalji2014-05-01

クセのある傍役が多く出ている西部劇を訊かれて、『ダンディー少佐』(1964年/監督:サム・ペキンパー)と応える。ペキンパー一家のウォーレン・オーツ、L・Q・ジョーンズ、ジョン・デイビス・チャンドラー、R・G・アームスストロングの他、ジェームズ・コバーンベン・ジョンソン、スリム・ピケンズ、タブ・テイラー、ブロック・ピータースなど存在感のある俳優が揃っていますからね。でもって、確認のため彼らが出てくるシーンを観ていたら、殆ど再見になってしまいました。
南北戦争末期に凶暴なアパッチ討伐のために、志願兵・無法者・南軍捕虜からなる部隊が結成され、メキシコまで追っていってアパッチやフランス軍と戦う物語で、それぞれ持ち味が出ています。でもって、今回確認していて気に入ったのが、指揮官のダンディー少佐(チャールトン・ヘストン)にピッタリ寄りそい、忠実に命令を遂行していくゴメス軍曹役のマリオ・アドルフね。ゴツイ身体で、武闘派ぶりを見せてくれます。時代劇でいえば佐藤京一のような感じです。全体的には盛り上がりに欠ける内容ですが、傍役に関しては、満足、満足。