マカロニといっても

nostalji2010-03-31

『大いなる野望』を探していて出てきた『デザーター』(1970年/監督:バート・ケネディ)を再見。アパッチに愛する妻を殺された騎兵大尉(ベキム・フェーミュ)が復讐の鬼となり、騎兵隊の特殊部隊を率いてアパッチ族と戦う西部劇です。
ディノ・デ・ラウレンティス製作なのでマカロニウエスタンともいえますが、監督がバート・ケネディで、主要俳優は全てハリウッドスターですから、アメリカ西部劇といってもいいかもしれませんね。パトリック・ウェイン、チャック・コナーズ、ウッディ・ストロード、スリム・ピケンズ、リカルド・モンタルバン、リチャード・クレンナといった西部劇ではお馴染みの連中が出演しています。それに、ジョン・ヒューストンや成長したジョーイ少年=ブランドン・デ・ウィルデまでが出ているんですよ。画像は、主演のベキム・フェーミュ。
内容もインディアン=神(キリスト教)を信ぜぬ者=悪という、昔ながらの西部劇の図式ですからね。当時のアメリカでモロにこれを出すと問題(公民権等で)になったでしょうが、イタリアとの合作だから、堂々とインディアン悪い奴で撮れたのでしょう。