戦後のスーパースター

nostalji2014-07-26

本日の朝日新聞朝刊別刷beの“サザエさんをさがして”はナイター中継。最近は、地上波からナイター中継は消え、BSでわずかに放送されている程度ですが、1960年代はゴールデンタイムの主流でした。特に巨人戦は高視聴率番組でしたね。試合開始から終了まで放送されることはなく、8:00〜9:30の放送でした。当時は、スポンサーは1社1番組で、放送枠が限定されていたんですね。試合開始から終了まで放送したのは、番組制作能力の低いUHF局が地元チームを中継した(サンテレビ阪神戦ね)のが始まり。現在でも完全中継は、番組を殆ど作っていないBS局です。
当時は家庭にテレビが1台というのが普通で、チャンネル権はたいてい父親が握っていたので野球ファン(それも巨人ファン)の父親だと家族全員でナイター中継を観ることになります。フランチャイズ球団を持つ地方(広島とか福岡ね)だと、アンチ巨人ファンが多くて、意外と裏番組を観ているんですよ。『若い季節』の話をした時、日曜日は巨人戦ばかりで、『若い季節』を観ることが出来なかったと言っていた知人がいました。
ところで、『サザエさん』ですが、4世代にわたってファンがいるスーパー・キャラですね。私や親の世代は新聞の四コマ漫画と映画の『サザエさん』でファンになり、子どもや孫は日曜アニメで育った世代。食事時に流れるあのテーマ曲は、食卓の良い伴奏でしたな。
画像は、映画『サザエさん』の磯野家。サザエさん江利チエミ)、カツオ(小畑やすし)、ワカメ(松島トモコ)、父ナミヘイ(藤原釜足)、母フネ(清川虹子)です。『続サザエさん』『サザエさんの青春』『サザエさんの婚約旅行』『サザエさんの結婚』『サザエさんの新婚家庭』『サザエさんの脱線奥様』『サザエさんの赤ちゃん誕生』『サザエさんとエプロンおばさん』『福の神サザエさん一家』と1956年から61年にかけて10本作られています。ちなみにマスオさんは小泉博。ノリスケは仲代達矢だったんですよ。