ナレーション次第で

nostalji2014-09-06

DVDでテレビ西部劇『西部二人組』の#19「笑って死ね」と#20「追手はどこまでも」を観る。
「笑って死ね」は金鉱堀りで稼いだ2万ドル持ち逃げした裏切者ダニー(ロジャー・デイビス)にヘイズ(ピート・デュエル)とカーリー(ベン・マーフィー)の二人組が復讐する物語。食べ物も馬も奪われ、砂漠を歩いて越えることになり、金鉱を見つけたセス爺さん(ウィル・ギア)は体力を失って死にます。やっと見つけたダニーは酒場兼ホテルの経営者となっており、500ドルのはした金で二人を追いだそうとし、カーリーがダニーを挑発して決闘にもちこみます。決闘となっても相手を撃ち殺すことのなかったがカーリーが早撃ち対決するオーソドックスなラストでした。
「追手はどこまでも」は、追手から逃れるために牧場を手伝うことにした二人組と牧場一家の交流物語。一家はチャールズ・H・グレイとヴェラ・マイルズの夫妻に娘役はシンディとリサのアイルバッハ姉妹ね。ヴェラ・マイルズの声を吹き替えていたのは野際陽子だと思えます。
ところで、「笑って死ね」に出ていたロジャー・デイビスはオープニングのナレーションを担当しているんですよ。吹替えは名古屋章ね。原語より名古屋章の方が物語の雰囲気を伝えていてグッド。初めて観る人も、すんなり『西部二人組』の世界に入っていけます。昔は芥川隆行中西龍といった名ナレーターがいましたが、最近はなんといっても『花子とアン』の美輪明宏ですね。それでは、本日の日記も、“ごきげんよう、さようなら”
画像は、ロジャー・デイビス