一口にモノマネと言っても

nostalji2016-02-21

昨夜は、テーマが「ものまね」だったので『タケシのこれがホントのニッポン芸能史』を観る。メインゲストがコロッケなので、“モノマネ四天王”以後のものまね芸の話が中心になります。それはそれで楽しめたのですが、元祖と云われる芸人をもっと見たかったですね。歌謡曲ものまねの元祖と云われる白山雅一なんて、知りませんでしたからね。ネタにしている灰田勝彦田端義夫を知らない人が多いので仕方ないか。ものまねは、元になるネタを知らないと、巧さや面白さはわかりませんからねェ。
ものまねというと一般的には声帯模写(コワイロと言っていた声マネを古川ロッパ命名)ですが、古くからあるのが江戸屋猫八の動物などの鳴きマネ。今回、それに触れていなかったのが残念です。形態模写(猿などの動物のマネ)も昔からありましたが、コロッケが人物をデフォルメした形態模写で新しい世界を作りましたね。コロッケの芸はどんどん進化しており、単なるものまねでなく、デフォルメの天才だと思いますよ。
イッセー尾形の一人芝居も日常生活にいそうな人物を高度に消化したものまねと云えるし、その流れに友近のものまね芸があると思えば、ものまねの枠が限りなく広がっていきま〜す。