録画していた『朝鮮名探偵：トリカブトの秘密』（２０１０年／監督：キム・ソクユン）を観る。正祖＝イ・サンの時代を舞台にした劇場未公開の韓国時代劇です。
貢納の不正を調べるように正祖（ナム・ソンジン）から命じられたキム・ミン（キム・ミョンミン）は、ひょんなことから知り合った犬泥棒のソピル（オ・ダルス）と事件の手がかりであるヒメトリカブトの花を探しにチョクソンへ向かいます。捜査の初日から刺客に狙われてキム・ミンはピンチの大連続。トリカブトを栽培している大商人のハン客主（ハン・ジミン）が事件に関係していることを掴みますが……
コメディタッチのサスペンス時代劇で、韓国では４７０万人の観客を集め、２０１１年度動員４位だった作品とのことですが、面白いことは面白いですが傑作というほどではありません。前半は追いかけアクションとスピーディーな展開でグッドなのですが、後半も前半と同じような追いかけアクションが繰り返されるだけなので飽きてきます。お笑いも、日本人の感覚としては笑えないところが結構ありますな。出演者では、テレビ時代劇『イ・サン』などで清純派の魅力を見せたハン・ジミンが、この作品ではセクシーでカリスマ性を見せており、新たな魅力を感じましたね。画像は、ハン・ジミン。
