法螺話より酷い法螺解釈

nostalji2016-05-04

録画していた『アックス・ジャイアント』(2013年/監督:ゲイリー・ジョーンズ)を観る。謎の巨人が暴れ狂う劇場未公開のモンスター・ホラーです。
犯罪者更生プログラムの一環でミネソタの山奥に連れてこられたCB(アンバー・コナー)たちは古びた牛の角を見つけます。斧を持った謎の巨人が現れ、CBたちを襲撃して次々に殺害。山に住むミークス(ジョー・エステベス)から巨人の正体を知らされますが……
巨人はポール・バニヤンで、牛の角はバニヤンの唯一の友であった青い牛ベイブのものだったのね。バニヤンは生まれた時から8メートルの巨体で、アメリカ開拓時代の法螺話に出てくる伝説上の樵です。バニヤン伝説にはこんな裏があったというのが、この作品のミソでしょうが、あまりにお粗末で、トンデモ解釈ですな。
巨人の造形があまりにも安っぽく、CG特撮にも金をかけていないのがよくわかります。C級もC級、超C級で〜す。