SFということで

nostalji2016-05-24

録画していた『アウトポスト37』(2014年/監督:ジャバー・ライサニ)を観る。人類と異星人との戦いを描いた劇場未公開のSFアクションです。
2022年に異星人の侵略を受け、マザーシップへの攻撃に成功して本隊は撤退したものの残存部隊との戦いが10年以上続いている近未来。基地のある地元の部族住民が何故か兵士たちを攻撃してきて、その原因が異星人によって洗脳されていることだとわかり……
これといって主人公のいないドラマで、前線基地であるアウトポスト37に赴任する兵士と一緒にやってきたジャーナリストの目を通して描かれていきます。インタビュー形式で兵士のキャラを紹介するのですが、基地での生活を含めてダラダラ展開し、退屈。アクションシーンもジャーナリストの手持ちカメラによる映像という形式なので、戦いの全体像がわかりません。この手の趣向は、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』だけで充分。真似するものじゃありません。住民による攻撃は、イスラム国のテロ攻撃を想起させ、異星人(造形がチーピー)との本格的な戦いもなく、SFらしいところはありませ〜ん。