比較すると

nostalji2017-01-14

録画保存していた西部劇『荒野の追跡者〜ラレード通り(全3回)』(1995年/監督:ジョセフ・サージェント)の第2回と第3回を再見。
コール(ジェームズ・ガーナー)はピー・アイ(サム・シェパード)とフェーマスシューズ(ウェス・ステューディ)を助け出し、ジョーイ(アレクシス・クルス)の追跡はピー・アイたちに任せ、単独でモックス・モックス(ケヴィン・コンウェイ)を追います。モックスのキャンプを急襲し、モックスに致命傷を負わせてモックスが拉致した子供を救出。子供を送って行った町でコールは、ピー・アイを心配して追ってきたロリーナ(シシー・スペイセク)と出会います。ロリーナを連れてピー・アイと合流しに行く途中でコールはジョーイに足を撃たれて負傷。ロリーナはコールの治療のためにマリヤ(ソニア・ブラガ)の住む村へ行きます。その頃、ピー・アイたちは、妻の悲報を聞いたテッド(トリスタン・テイト)がラレードに戻る途中に殺され、ブルック・シャアー(チャールズ・マーティン・スミス)はジョーイに殺されます。ブルック・シャアーが所持していた大型ショットガンでピー・アイはジョーイに傷を負わせますが……
初回の期待とは裏腹に全体的に散漫な内容となっています。コールがフェーマスシューズを釈放しない横暴な保安官を半殺しするシーンなどのアクション演出にキレはあるものの、西部劇としての雄大さがありません。ジョーイの狂気もピンとせず、関係者の死も、『ロンサム・ダブ』と比べるとあまり意味を持っていないような気がします。殺伐なだけで、心に残るものはありませ〜ん。