昨夜は、BSプレミアムで『花嵐の剣士』を観る。幕末に新徴組で活躍した実在の女剣士・中澤琴を主人公にしたアクション時代劇です。
兄の中澤貞祇(筒井道隆)と清河八郎が募集した浪士組に参加した琴(黒木メイサ)は、京の町で不逞浪士を相手にした時に坂本龍馬(加藤雅也)と出会います。しかし、浪士組は江戸に帰ることになり、清河八郎が暗殺されたことから庄内藩の預かりとなって新徴組を結成。新徴組は江戸の治安を守ることになり、薩摩藩を後ろ盾とする相馬要蔵(袴田吉彦)たちテロリストと戦いますが……
物語の広がりからみて、連続ドラマにした方が良かったんじゃないですかね。相馬要蔵は実在した相楽総三をモチーフにしており、どうせフィクションなら韓国時代劇みたいな大胆な脚色をした連続ドラマね。坂本龍馬との恋模様や、相馬要蔵との因縁、新徴組には沖田総司の義兄・林太郎(宅間孝行)がおり、江戸だけでなく京都まで行動範囲を広げたりと、物語が色々作れそうです。
琴は古武道の法神流(天狗剣法)の使い手ということでワイヤーアクションの殺陣になっていますが、残念ながら香港や韓国時代劇の技術レベルと比べると見劣りがします。これも、ある程度経験が必要ですな。
21日からファンタジー・アクション『精霊の守り人』のシーズン2が始まりますが、これもワイヤーアクションとCGによる殺陣が必要不可欠。日本ではこれまで殆ど作られていない分野なので過度の期待はしませんが、製作者の情熱だけは感じたいで〜す。