残っていた中から

nostalji2017-01-30

懐かしのテレビ時代劇『白馬童子・逆襲嵐ヶ原』(監督:仲木睦)を観る。『白馬童子』は、月事にエピソードが変わる形式で放送され、1960年1月に放送された第1エピソード「南蛮寺の決斗」は、映画用に編集され東映特別娯楽版として劇場公開されました。
「逆襲嵐ヶ原」は2月に放送された第2エピソードです。葵太郎(山城新伍)・忠助(山本順大)・夕香里(春海洋子)・小吉(神木眞寿雄)の一行は、日向と肥後の国境へやって来ます。そこで、偽白馬童子南方英二)と偽葵太郎(汐路章)に出会い、ひょんなことから一緒に道中。さらに女スリのお駒(霧島八千代)も加わり、てんやわんやの道中となります。代官一味に襲われている千早兄妹を助けたことから悪代官と対決。代官は平家の末裔である千早家に伝わる宝玉を奪って将軍に献上し、出世しようと考えていたのね。九州の天領を管轄する長崎奉行与力(佐橋敏一)が白馬童子の助けをかりて代官の悪事を暴きます。
南方英二汐路章が達者な漫才コンビのごとく笑わせてくれます。南方英二は後にチャンバラトリオで活躍するのでコミック演技はお手のものでしょうが、汐路章が可笑しいんだなァ。映画では単なる悪役(セリフも殆どない)にすぎなかったですが、テレビでは活き活きしています。もっと早く注目されてもよかった役者ですが、当時の東映には個性的な傍役が一杯いましたからねェ。