ダビングして持ってきた『魔界戦記〜雪の精と闇のクリスタル〜』（２０１５年／監督：ピーター・パウ）を観る。魔晶石をめぐって戦いが繰り広げられるファンタジー・アクションです。
神のいる天界、魔のいる魔界、人のいる人間界があって、魔界が魔晶石によって天界への転生機会をうかがっていることを知った天界の仙人は、人間界にいる弟子の鍾馗（チェン・タン）に魔晶石を盗み出すように命じます。魔晶石は妖魔によって奪われた人間の気魄からできており、魄を失った人間は死人同然。鍾馗は魔晶石を盗み出し、妖魔たちはそれを取り戻すために人間界に現れます。その中には鍾馗がかつて愛した雪児とそっくりな雪精（リー・ビンビン）がおり……
妖魔と戦うために自分の中の魔を呼び覚まして鍾馗は超人になるんですが、その姿はまるでデビルマン。鍾馗を利用して三界の支配者になろうとする仙人が黒幕で、鍾馗は雪精と協力して仙人と戦います。ＣＧはよく出来ており、ファンタジー映像としては満足できます。鍾馗伝説をモチーフにしていますが、物語的には「何だかなァ」といった感じで〜す。
