今週はスタートレック

懐かしの海外ドラマ『スタートレック』のDVDボックス(シーズン1)2枚目を観る。収録されているのは、「魔の宇宙病」「二人のカーク」「恐怖のビーナス」の3エピソード。

「魔の宇宙病」は、人間の抑える感情をなくす細菌が蔓延し、エンタープライズ号が危機に陥る物語。調査していた科学者たちが全員死亡した惑星を訪れたエンタープライズは、乗組員の一人が謎の病原体に感染します。感染すると人間は感情のおもむくままに行動するようになり、乗組員の接触により感染は拡大。ドクター・マッコイ(デフォレスト・ケリー)が病原体を発見し、治療のための血清を作りますが、カーク船長(ウィリアム・シャトナー)とミスター・スポック(レナード・ニモイ)も感染しており……

地球人との混血であるバルカン星人のスポックが人間的感情に苦悩する面白さがありました。

「二人のカーク」は、転送装置の異状でカーク船長のコピーが作られ、悪が強調された暴力的で気性の荒いコピー・カークが出現。カークは善が強調され、どんどん柔和で優柔不断になっていきます。惑星に残されている加藤(ジョージ・タケイ)たちは寒気で生命の危険が迫っており……

カーク版“ジキルとハイド”です。二人一緒に転送空間に送り、リターンさせると元の一人のカークに戻り、メデタシ、メデタシ。

「恐怖のビーナス」は、不審な宇宙船を追跡したエンタープライズは隕石群に突入し、宇宙船は隕石と衝突して破壊。乗員のハリー・マッド(ロジャー・C・カーメル)と3人の美女を救出しますが、エンタープライズも損傷します。3人の美女は惑星で暮らす孤独な男性への花嫁。動力源であるリチウム結晶が隕石によって破壊され、近くの鉱山植民地で手に入れようとしますが、そこにいる3人の鉱夫は美女3人を交換条件としたことから……

ドクター・マッコイを初めとして男性乗組員が3人の美女にデレデレする中、スポックだけが冷ややかに見つめています。薬で美女に変身しているというのが面白い設定でした。