続いて

nostalji2017-07-06

友人から届いた西部劇『荒原の死闘』(1949年/監督:フィル・カールソン)を観る。1933年の西部を舞台に、亡き母の昔の恋人を訪ねてきた若者が、凶暴なピューマと対決する現代西部劇です。
都会育ちのダニー(ロン・マッカリスター)は亡き母から聞かされていた昔の恋人トム・エドガー(プレストン・フォスター)を訪ねて南ユタの山地にやって来ます。不況で職がなく、なめし皮工場を営んでいるトムを頼ったんですが、工場は破産状態でトムは賞金のかかった凶暴なピューマを追う毎日。近所に住むダニーの伯父ギル(フォレスト・タッカー)がダニーの身上を知って引き取りにきますが、ギルの反対にあって母がトムと別れて故郷を去った経緯を知ったダニーはトムの家にとどまります。トムの親友マット(アーヴィング・ベーコン)の娘ドリス(ペギー・アン・カーター)と仲良くなったダニーは工場を再開するために、トムとピューマを追いますが……
やることなすこと失敗ばかりの若者が西部の暮らしを通して成長していく物語です。ピューマの追跡劇が見どころなんですが、主人公がヘマばかりしてイライラすることばかり。自分のミスでトムがピューマに襲われて死に、ひとりでピューマを追うんですが作戦もなく、ただ追いかけるだけ。賢い猟犬がいたからいいようなもので、主人公には全く共感できません。ピューマと死闘するのは猟犬で〜す。