昨日の続きで

nostalji2017-09-21

ダビングして持って来た『のら犬作戦』(1963年・東宝/監督:福田純)を観る。
北支最前線の河口部隊に雪旭斎勝々(佐藤允)と名乗る奇術師が慰問と言ってやって来ます。河口大隊長は死んでおり、軍医の薮田(三橋達也)は死因について何も語らず、勝々は不審に思うのね。部隊の指揮をとっている赤木中尉(平田昭彦)と倉野曹長(田島義文)は、何かと好奇心を持つ勝々が煩わしく、大門一等兵藤木悠)を護衛につけて追い出します。地方軍閥の娘・王白洋(団令子)や、その部下の祭文礼(夏木陽介)と知りあった勝々は、河口大隊長が何者かに殺され、生前にドラム缶3個分のアヘンを隠していたことを知ります。匪賊を率いる李(堺佐千夫)もアヘンを狙っており……
誰が大隊長を殺したのか、アヘンの隠し場所は何処か、雪旭斎勝々の正体は…等、ミステリー色の強い内容になっています。アヘンを巡って争いが繰り広げられるわけですが、喜八監督と比べると切れ味は悪いものの100%痛快アクションになっています。第1作『独立愚連隊』で見せた佐藤允の持ち味全開で〜す。