真田丸の顔ぶれ

nostalji2018-01-03

録画していた正月時代劇『風雲児たち蘭学革命篇〜』を観る。「解体新書」刊行にまつわる杉田玄白前野良沢の物語です。みなもと太郎のコミック原作を三谷幸喜が脚色ね。
長崎でオランダの医学書ターヘル・アナトミア」を手に入れた中津藩蘭方医前野良沢片岡愛之助)は、若狭小浜藩蘭方医杉田玄白(新納愼也)と翻訳にとりかかります。オランダ語を殆ど知らない良沢と玄白、それに玄白の同僚・中川淳庵(村上新悟)と後から加わる桂川甫周迫田孝也)が悪戦苦闘。それでも何とか完成に近づきます。しかし、出版を優先する玄白と完璧を目指す良沢との間で意見が分かれます。「解体新書」に良沢の名前のない理由がここにあるんですな。
杉田玄白の「蘭学事始」で玄白と良沢のことを知ったのは私が中学の頃だと思うのですが、このドラマで「解体新書」に良沢の名前が記されていないのを知りました。田沼意次草刈正雄)や平賀源内(山本耕史)など当時の人物をうまく絡め、上質の歴史ドラマになっています。原作のギャグと三谷幸喜のギャグがどのようにリンクしているのか原作を読んでいないのでわかりませんが、ユーモアあふれる愉しい作品です。
歴史といえば、本日は歴史番組が目白押し。NHKが『歴史のへ〜、ほ〜』、TBSが『林修の歴史ミステリー』、BSプレミアムが『英雄たちの選択SP』、BS11が『新春!松也の歴史SP』。日本人は歴史好きですなァ。