ドラマと違って

nostalji2018-01-19

みなもと太郎:著の『風雲児たち』(潮出版社の希望コミックス)の第5〜7巻を読了。杉田玄白前野良沢ターヘル・アナトミアを翻訳して解体新書を完成させるまでの物語(蘭学事始)で、正月時代劇『風雲児たち蘭学革命篇〜』の原作部分です。とは言っても、第6巻「海から来た男」ではベニョヴスキーの物語が半分くらい占めているのですけどね。とにかくムチャクチャな人物で、今まで知らなかったので俄然興味を持ちました。
本筋の蘭学事始ですが、杉田玄白前野良沢のマンガ的特徴を三谷幸喜は巧くとらえてドラマ化していましたな。ユーモアあふれる愉しい作品でしたが、実写では限界があります。誰でも買いたい気持ちにさせるために“買いたい新書”のオヤジギャグは別にして、デフォルメした表現はマンガならではの可笑しさで、原作を読んでよかったァ〜