週末は

nostalji2018-03-03

CDを聴きながら、山口猛:著の『映画俳優 安藤昇』(ワイズ出版映画文庫:2015年8月24日第2刷)を読了。安藤昇へのインタビュー、評伝、フィルモグラフィーで構成されています。
一般的な安藤昇の評価は、本物(元ヤクザの親分)の魅力を持つ異色俳優ですが、単にヤクザがスターになれるわけでなく、インタビューの通じてわかるのは人間的魅力です。文庫化にあたって、著者の山口猛が亡くなった後の2015年4月に行われたインタビューが後書にかえて収録されているのですが、「もう少しビールを飲ませてあげたらよかったな。山口君、いい奴だったね」には、グッときました。
経歴からキャラが固まってしまい、出演依頼される作品もそのキャラに応じたものになったのは仕方ないのですが、幅広い演技ができるのに、俳優そのものに魅力を感じることなく、俳優として出る映画に自らが飽きてしまったのは残念で〜す。