ヤフオクでバラ売りされていたマカロニ西部劇『さらば殺し屋』（１９６８年／監督：プリモ・ツェリオ）を観る。
早撃ちガンマンのジェス（ピーター・リー・ローレンス）は町の有力者ブラッド（アルマンド・カルヴォ）に呼ばれて故郷の町に帰ってきます。ブラッドは対立するリンゴールド（エドゥアルド・ファヤルド）を抑えるためにジェスに保安官選挙の出馬要請。ジェスはホテルで命を狙われ、支配人が殺されます。犯人捜査のためにシンプソン保安官（ルイス・インドゥーニ）の助手になりますが、町の情報を知らせようとした昔馴染みや、リンゴールドの腹心ブラッドショー（ネロ・パッツァフィーニ）の愛人になっていたジェスの昔の恋人ファニー（ロザルバ・ネリ）が殺され、現場に残されていたライフルからブラッドショーが疑われるのね。さらに保安官まで殺され、ジェスを慕う保安官の娘シーラ（マリサ・ソリナス）とジェスは事件の真相に迫りますが……
悪役専門のエドゥアルド・ファヤルドやネロ・パッツァフィーニが悪い人でなく、意外な奴が犯人というマカロニにしては凝った作りになっています。ピーター・リー・ローレンスも颯爽としており、悪くない出来です。朗々と歌いあげる主題歌（ＣＤが発売されているのですが歌手名が表記されておらず、誰が歌っているのかわからない）も聴き応えがありま〜す。
平昌パラリンピックは、女子アルペン大回転座位で村岡が金、男子スプリント・クラシカル立位で新田が銀。村岡さん、凄いねェ。
