最後まで良い奴

nostalji2018-04-24

ヤフオクでゲットしたマカロニ西部劇『そして、神はカインに語った』(1969年/監督:アンソニー・ドーソン)を観る。怪優クラウス・キンスキー主演の日本未公開作品です。
無罪なのに服役していたゲイリー(クラウス・キンスキー)は脱獄もせず、恩赦で出獄します。故郷へ帰る駅馬車で、自分に濡れ衣を着せたアコンバール(ペーター・カルステン)の息子ディック(アントニオ・カンタフォラ)と出会い、アコンバールへのメッセージを託すのね。ディックからゲイリーのことを聞いたアコンバールとゲイリーを裏切った恋人マリア(マルチェラ・ミケランジェリ)は驚愕。アコンバールは手下のサンタマリア兄弟たちにゲイリーを殺すように命じますが……
砂嵐の夜、悪党顔のキンスキーが稲光に照らされ、アコンバールの手下を一人また一人と倒していくのですが、意外とアッサリした展開です。キンスキーに脅えたアコンバールは誤って息子ディックを殺し、狼狽してマリアも殺す始末。最後は鏡の部屋でキンスキーの姿を見てはオロオロ。内容的には平凡な復讐物語ですが、キンスキーが主演ということで変わった味わいがありま〜す。