母の検診

nostalji2018-05-18

母の泌尿器と口腔の定期検診の立ち合いのため大学病院へ。尿検査とエコー検査の結果、腎臓癌の兆候は全くみられなくなったという担当医の説明があり、今後の定期検診は不要となりました。口腔外科の方は、歯肉癌の手術(もう15年前)をして以来、定期検診(現在は半年に1度)が継続中。顎の肉を半分切除して尻の肉を顎に移植した関係から、入れ歯などの不具合をチェックしているのです。
母を担当しているケアマネージャーが産休に入るので、後任のマネージャーの紹介と引き継事項を確認。今まで通りで、特に要望することはありませんでした。
移動や待ち時間に読んでいた柴田錬三郎:著の『牢獄』(集英社文庫:1992年11月25日第1刷)を読了。表題の他に、5つの短編が収録されています。中でも面白かったのが「蝦夷館の決戦」ね。「蝦夷館の決戦」は、東宝で映画化(1970年/監督:古沢憲吾、主演:加山雄三)されていますが、余計な事(熊との決闘など)を加えた映画より、小説の方がスッキリしていて物語も凝縮されています。他の作品も、柴錬初期(1949年)の作品「牢獄」や、実話を題材にした「刺客心中」「野口男三郎」も捨てがたい味わいがありま〜す。