北欧史劇

nostalji2018-06-25

W杯の日本対セネガル戦を観る。2度もリードされながら追いつき2−2の引分は予想外。いつもの日本だとリードされると下を向いてズルズル負けるパターンですが、コロンビア戦に勝って覚醒した感じですね。下馬評では一番強いとされたポーランドがコロンビアに負け、次のポーランド戦では引分でも決勝トーナメント進出となります。敗退が決まってモチベーションの下がっている相手に油断は禁物だよォ。
録画していた『ラスト・キング 王家の血を守りし勇者たち』(2016年/監督:ニルス・ガウプ)を観る。13世紀のノルウェーが舞台の英雄伝説を映画化した劇場未公開のノルウェー映画です。
貴族のギスレ(ポール・スヴェーレ・ハーゲン)は教会と結託して国王を暗殺し、騎士団長である兄のインゲを幽閉。ギスレは国王の妹と結婚して王座を狙いますが、王には村娘に産ませた息子のいることがわかり、教会兵士団に王子の暗殺を命令。村で暮らす兵士シェルバルド(ヤーコブ・オフテブロ)は、教会兵士団に妻子を殺され、王子を守るために教会兵士団に戦いを挑みますが……
ノルウェーといえば9世紀に活躍したバイキングが有名ですが、これはずっと後の内陸を舞台にした物語。お話はよくある御家騒動で変わりばえしませんが、雪の大地に、空のオーロラという北欧独自の風景の中での、スキーによる追撃シーンなど、これまでの歴史アクションにはない面白さがありました。それと、赤ん坊(王子やシェルバルドの子)の表情を上手くとらえた演出は観ている人を和ませま〜す。