お色気不足

nostalji2018-10-09

友人に送ってもらった東映時代劇『忍法忠臣蔵』(1965年/監督:長谷川安人)を観る。山田風太郎の忍法小説の映画化です。
大奥番伊賀忍者・無明綱太郎(丹波哲郎)は、将軍側室に喜々としてなった許婚者・おゆう(桜町弘子)を斬り、松野廊下の刃傷事件にまぎれて逃走。暴漢から上杉家家老・千坂兵部(西村晃)の娘・織江(桜町弘子の二役)を救ったことから千坂家の居候になります。兵部は、藩主・綱紀が放った万軍記(佐藤京一)ら10人の能登忍者が赤穂浪士暗殺などの強硬手段に出るのを防ぎ、お弓(三島ゆり子)ら6人の能登くノ一を統率して赤穂浪士を骨抜きにすることを無明に依頼。くノ一によって脱落する浪士が増える中、無明は不破数右衛門田中邦衛)に変装して、能登忍者の大石内蔵助大木実)暗殺を防ぎます。無明とくノ一は、能登忍者と敵対関係になり……
山田風太郎の持ち味である妖美と怪異な世界が描かれておらず、内田高子や扇町京子などのピンク女優がくノ一になっているのにエロエロ忍法がなく、何じゃコリャです。キャスティングを見て期待したのですが、平均以下の凡作で〜す。