続いて

録画していたシリーズ39作目の『男はつらいよ 寅次郎物語』(1987年/監督:山田洋次)を観る。

寅さん(渥美清)のテキヤ仲間が死に、寅さんが名付け親になった息子の秀吉少年(伊藤祐一郎)が施設を抜け出して“とらや”へやって来ます。寅さんは秀吉少年を連れて産みの親(五月みどり)を捜す旅に出発。秀吉は旅の疲れから旅館で高熱を出し、隣の部屋の客・隆子(秋吉久美子)が協力を申し出て、寅さんと共に徹夜で看病。いつしか「とうさん、かあさん」と呼び合う仲になった寅さんと隆子ですが……

マドンナとの関係が、好いた惚れたでなく、友達関係という寅さんには珍しい設定。冒頭の夢のシーンで、今まで語られなかった少年・寅さんの家出の経緯が映像化されています。寅さんの少年時代を知っているマドンナは、第1作『男はつらいよ』の御前様の娘・光本幸子、第10作『寅次郎夢枕』の妹・さくらの幼馴染だった八千草薫、同じくさくらの幼馴染の木の実ナナがマドンナの第21作『寅次郎わが道をゆく』くらいかな。ふられてばかりの寅さんが、八千草薫に結婚してもいい相手として想われる『寅次郎夢枕』も私の好きな作品で~す。

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