和製ホラー

録画していた『樹海村』(2021年/監督:清水崇)を観る。『犬鳴村』に続く清水崇の“恐怖の村”シリーズ第2弾です。

青木ヶ原樹海の監視員・出口(國村隼)は、二人の幼い姉妹を樹海で救助。それから十数年後、青木ヶ原樹海からの生配信を見ていた響(山田杏奈)は、途切れた画像に恐怖を感じ、樹海に興味を持ちます。そんな中、姉の鳴(山口まゆ)と幼馴染の新婚夫婦の引越し手伝いにいって、不気味な箱を発見。管理人が箱を処分しようと手にした瞬間、トラックに轢かれて管理人は絶命。響は幻覚に襲われるようになり……

青木ヶ原樹海を舞台に、死に損なった人たちが集まるという“樹海村”伝説と、ネットを通じて拡散された呪いの箱“コトリバコ”の都市伝説を組み合わせたものになっています。呪いの正体がはっきりしている分、『犬鳴村』より面白かったです。だけど、人減らしのために樹海に捨てられた人たちの呪いがこもった“コトリバコ”が何故家の地下にあるのか曖昧だし、呪う対象も曖昧。やたら人が死んでも、ホラーにはなりません。“コトリバコ”を“樹海村”があった所から鳥が運んでくるのならわかるんですけど、そんなシーンはありませ~ん。

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