懐かしのテレビ時代劇

録画していた『服部半蔵 影の軍団(全27話)』を観了。途中で間引きしたエピソードもあるので、完全観了じゃないんですけどね。

徳川家光が亡くなり、4代将軍・家綱が幼いことから、保科正之山村聰)が将軍補佐役として就き、老中筆頭・堀田正盛、次席に酒井忠清金子信雄)と阿部重次(神田隆)が就いて政治を担当。堀田正盛が暗殺され、公儀隠密・甲賀の頭領・水口鬼三太(菅貫太郎)の言上により犯人として伊賀忍服部半蔵千葉真一)に容疑がかかります。半蔵は湯屋“雉の湯”の主人・半さんとして暮らしており、暗殺事件とは無関係。甲賀衆による伊賀衆狩りが始まったため、半蔵は配下の瓢六(高岡健二)・大八(火野正平)・喜平次(春田純一)・お霧(長谷直美)を率いて影の軍団を結成。老中殺しの犯人をつきとめ、冤罪を晴らした半蔵は、保科と手を結びます。幕府内の権力争いや陰謀に巻き込まれながら、半蔵は甲賀衆や悪人たちと戦っていきます。権力に利用されることを好まない半蔵は独自の行動をとり、保科の意にそわないこともしばしばあり……

フジテレビ系列で1980年4月1日~9月30日に放送され、失敗ばかりする水口鬼三太は粛清され、途中から甲賀の頭領は水口鬼四郎(石橋蓮司)に代わります。お霧は24話で、喜平次は27話で甲賀衆と戦って死亡。菅貫太郎石橋蓮司では、千葉真一相手に役不足成田三樹夫夏八木勲クラスじゃないとね。

保科と半蔵の連絡係で犬塚弘、半蔵に片想いの髪結い役で樹木希林、半蔵を敵として狙っていたが慕うようになる甲賀のくノ一役で三林京子が出演しています。樹木希林の存在感が大きく、シリアスな中にユーモアを持ちこみ、明るい笑いを提供。女湯のお色気シーンも男性ファンの楽しみとなり、人気作品となりました。以後、“幕末編”まで全5シリーズ制作。

画像は、岡林信康が歌う主題歌「Gの祈り」のレコードジャケット。当時としては異例のフォークソングによる主題歌。これが意外と作品にマッチしているんですよ。

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