時代劇から

昨年2月にBSプレミアムで、5回にわたって『誰かに話したくなる山本周五郎日替わりドラマ』が放送されました。山本周五郎の短編小説を、ドラマにモノローグや朗読を交えながら展開する30分番組で、第3~5回はその時に観たのですが、再放送され、見逃していた第1回『はたし状』と、第2回『泥棒と若様』を観る。

『はたし状』

今泉第二(柾木玲也)は幼馴染のしの(新井郁)と婚約しましたが、江戸詰めとなって江戸勤番中にしのは婚約を破棄し、親友の藤島英之助(西山潤)と結婚してしまいます。故郷に帰った第二は、婚約者を奪ったことが許せず、英之助に果たし状を出すのね。しのが第二を訪問し、結婚した理由を第二に語りはじめ……

『泥棒と若様』

ある大名の子・成信(西山潤)は、家督争いの末、廃屋に隔離されます。ある晩、屋敷に忍び込んだ泥棒・伝九郎(柾木玲也)を気に入り、一緒に暮らすことになるのね。それは、成信が初めて味わう人間らしい暮らしで……

梶裕貴が朗読を担当し、若手中心の配役でドラマを構成。演技面では稚拙を感じさせるところが多々ありますが、原作の良さで味わいある内容となっています。軽いタッチで楽しむことができ、満足、満足。

第2弾が2月3日(木)から始まるらしく、期待していま~す。

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