サスペンスと思って

録画していた『スティルウォーター』(2021年/監督:トム・マッカーシー)を観る。殺人罪で収監された娘の無実をはらそうとする父親の物語。

オクラホマ州スティルウォーターに住むビル(マット・デイモン)の娘アリソン(アビゲイル・ブレスリン)は留学先のマルセイユでルームメイトを殺したとされ、現地の刑務所に入っています。アリソンに面談したビルは、アリソンからアキーム(イディル・アズーリ)という男が犯人なので弁護士に調査してもらうように頼まれますが、弁護士からは再審は無理という返事。殺人現場に残されていたDNAとアキームのDNAが一致すればアキームが犯人と証明されるので、ビルはアキームを捜し始めます。言語の壁、文化の違いにとまどいながら、親しくなったフランス女性ヴィルジニー(カミーユ・コッタン)と彼女の娘マヤ(リルー・シュヴォー)に助けられ、ビルはアキームを求めて奔走しますが……

謎解きサスペンスよりも親子の絆、人と人とのつながりといったものに重点がおかれています。差別問題にもふれており、いろいろ考えさせられる作品で~す。