捻った設定で

録画していた『プロジェクト:ユリシーズ』(2020年/監督:ティム・フェールバウム)を観る。植民惑星から地球に戻ろうとする人類と、地球に残っていた人類の戦いを描いたSFアクションです。

気候の変動や戦争の影響で居住に適さなくなった地球から植民惑星の移住した人類は、惑星環境や異星での生活から深刻な不妊状態となります。生殖能力を回復することを期待して地球帰還の調査隊を派遣。10年前に出発した第1次隊は連絡が途絶え、第2次隊も地球に降り立つことができたのは、ルイーズ(ノラ・アルネゼデール)とタッカー(ショペ・ディリス)の二人だけ。タッカーは荒廃した地球で生き残っていた人類に襲われて死亡し……

一種の文明批判になっています。文明によって戦争や環境破壊がおこり、地球が荒廃するんですな。第1次隊は生き残っていて独裁的な文明を築こうとしており、主人公は自由に生きる生存人類と一緒に彼らと戦うことになります。ツッコミどころが多く、盛り上がりにかける展開で、作品的には今イチで~す。