昨日に続き

懐かしのテレビ時代劇『素浪人花山大吉』のDVD3枚目(10話~13話)を観る。

『素浪人花山大吉』(NET=テレビ朝日系列で1969年1月4日~70年12月26日放送)は、凄腕浪人の花山大吉(近衛十四郎)と渡世人の焼津の半次(品川隆二)が繰り広げる道中記。

10話「坊さんまるまる損をした」は、大吉と半次が親しくなった坊さん(吉田義夫)の寺は不良郷士八名信夫)に脅されて借金だらけ。金を出さないと息子のような坊主(島米八)を殺すという不良郷士を退治。近衛と品川と吉田の漫才のような絡みが延々と続き、八名信夫は最後に出てきて斬られるだけ。

11話「その一言に弱かった」は、婚礼前の姫君(金井由美)がさらわれて、家老(宇佐美淳也)に頼まれて大吉と半次が犯人捜し。御前試合で姫君に褒められた武芸指南役(石浜朗)が片想いの末の凶行。前作とは一転してシリアスなエピソード。

12話「親子でカモを探していた」は、敵に顔が似ているガマの油売り(玉川良一)を身代わりにして仇討ちしようとする悪侍(藤岡重慶)を退治。半次がガマの油売りの父子に騙されてガマの油を買うところから物語が始まるのです。

13話「寝ながら地図を書いていた」は、死んだ山師が見つけた金山の地図を女房(菅井きん)から奪おうとするゴロツキ(汐路章)退治。大吉が山師の女房から持ち掛けられた相談は息子の寝小便を治すこと。亭主が残した金山の地図はシーツに書かれていて濡れると地図が浮かび上がってくるというものでした。茶川一郎が頭のいかれた侍役で出演。全編コメディーのエピソードで~す。