地下鉄道関連で

友人が送ってくれた『地下鉄道~自由への旅路~』を観る。全10回のテレビシリーズですが、ちゃんと観たのは第1回・2回・9回・10回だけ。後は早送りの跳ばし見です。

主人公はジョージアの農場で働く若い奴隷娘コーラ(スソ・ムベドゥ)で、奴隷の扱いがひどくて逃げ出すんですな。脱出の最中に追ってきた白人少年をひょんなことから殺してしまいます。そして、たどり着いたところが逃亡奴隷を助けるという地下鉄道の駅。駅長という白人男の言われるままに梯子を下りていくと地下にトンネルがあって、鉄道があるんですよ。“何じゃコリャ”の展開で、着いた所がサウスカロライナの町。南北戦争前の話なのに高層ビルが建っていてエレベーターまであります。鉄道に乗ってタイムスリップしたのかと思いきや、コーラを追う奴隷ハンターのリッジウェイ(ジョエル・エドガートン)までやって来たのでそうじゃないらしい。ここで、私はギブアップ。

その後、リッジウェイに捕まり、何やかやあった後、ロイヤルという自由黒人に助けられてインディアナ州の辺境地にある豊かな黒人コミュニティーに行きます。しかし、そこもリッジウェイに扇動された白人たちに襲撃され、コーラは地下鉄道の駅でリッジウェイと対決。梯子から一緒にトンネルまで落ち、動けなくなったリッジウェイを倒します。最終回はコーラの母の物語。逃亡した理由や逃げる途中で毒蛇に噛まれて死んだことがわかります。ラストは手漕ぎ台車で地下鉄道の終点に到達したコーラが、カリフォルニアに向かう黒人の幌馬車に助けられ、一緒に行くところでエンド。

時代考証に関係なく、黒人迫害の実話をもとにした社会派ドラマになっており、『ハリエット』のような地下鉄道の実態を描いたドラマを期待していた私としてはパスすることになりま~す。