最新のテレビ西部劇

友人に送ってもらったテレビ西部劇『Djangoジャンゴ・ザ・シリーズ(全10回)』を観る。

南北戦争が終わって7年後のニューバビロンの町にジャンゴ(ジュリアン・ライト)がやってきます。ニューバビロンは白人を父に持つ黒人でかつて奴隷だったジョン(ニコラス・ピノック)と、ジョンに育てられた白人女性サラ(リサ・ヴィカリ)が、人種や信仰、性別を問わず誰もが自由に暮らせるために荒野に築いた町。元奴隷の黒人家族や白人社会のはぐれ者などのマイノリティを受け入れて、貧しくても協力しあって暮らしています。石油が発見され、採掘装置の融資を受けるために隣町エルムデールの銀行にやって来たジョンを町の有力者エリザベス(ノオミ・ラパス)一味が襲撃。エリザベスは狂信的なところがあり、黒人を不純なものとして嫌っています。ジョンと同行していたジャンゴがジョンを助け、この後、ジャンゴはジョンの用心棒。石油を巡ってエリザベスとの戦いを繰り広げられ、複雑な人間関係と因縁が解明されていきます。

南軍兵だったジャンゴは北軍兵のジョンの息子を殺しており、北軍兵だったジョンは留守を守っていたジャンゴの友人をジャンゴと思って殺し、仲間が家族まで殺害。隠れて目撃していたジャンゴの娘サラはショックで記憶をなくし、ジョンに育てられます。ジョンの母親は奴隷で、父親はエリザベスの父。ジョンとエリザベスは異母兄妹だったんですな。カラッとしたところのない陰湿な物語展開。ラストはサラに記憶が戻り、ジャンゴがジョンと対決しようとした時、ニューバビロンの襲撃にエリザベスが大軍を率いてやってきます。ジャンゴがガトリングガンを撃ちまくって皆殺しにするのはマカロニですな。

ちなみに、フランコ・ネロがジョンとエリザベスの父親役でカメオ出演していま~す。