週末も

録画していた『眠狂四郎魔性剣』(1965年・大映/監督:安田公義)を再見。シリーズ6作目で安田公義としては2作目。

眠狂四郎市川雷蔵)に恥辱をうけた女が自殺。その女は、邪魔者扱いされた大名の妾腹の子・鶴松を連れて逃げた乳母。鶴松は実母の実家で大工の子として幸せに暮らしていましたが、藩主に世継ぎがいないことから無理やり連れ戻されそうになります。狂四郎は行き掛かり上、鶴松を守って戦うことになります。

前作に出演予定だった嵯峨三智子が、『眠狂四郎円月斬り』で倒したむささび伴蔵の妹おりん役で登場。兄の仇として狂四郎をつけ狙います。おりんは毒蛇使いのお艶(長谷川待子)や比丘尼の青華院(若松和子)の色仕掛けで誘い殺そうとしますが失敗。

大工の娘・お糸(明星雅子)が黒ミサの生贄となり、転びバテレンを斬ったりと、物語が散漫で出来は今イチで~す。