たまにはミステリー

録画していた『メグレと若い女の死』(2022年/監督:パトリス・ルコント)を観る。フランスで根強い人気のあるジョルジュ・シムノンのミステリー“メグレ”シリーズの中の一編。

1953年、パリ・モンマルトルの広場で若い女性の死体が発見されます。被害者のドレスは真っ赤に血で染まり、刺殺されたものと思われ、パリ警察のメグレ警視(ジェラール・ドバルデュー)が捜査を開始。ドレスは若い女性には不釣り合いの高級なもので、それを手掛かりに女性の身許を割り出します。事件の背景には、夢の社会にあこがれて地方からパリへやって来る貧しい少女たちの生活があり……

物語は淡々と進み、サスペンスとしての面白みはありませんが、ドバルデューの醸し出す雰囲気がグッド。ルコントの演出も物語の雰囲気にあった映像でグッドで~す。