2025-06-01から1ヶ月間の記事一覧
春日太一が『時代劇ベスト100』で選んでいて、時代劇ファンの私の友人も激賞していたテレビ時代劇『斬り抜ける(全20回)』を観了。『斬り抜ける』は、TBS系列で1974年10月3日~75年2月13日放送していたのですが、オンタイムでは一度も見ていません…
BSシネマで放送された『夕陽の群盗』(1972年/監督:ロバート・ベントン)を再見。未熟な若者が旅に出て、西部の厳しい現実に直面していく物語。 1865年、オハイオ州グリーンビルでは北軍の強引な徴兵が行われており、良家に育ったドリュー・ディクソン(…
小林信彦:著の『映画が目にしみる』(文春文庫:2010年11月10日第1刷発行)を読了。中日新聞に連載していたコラムと、週刊文春に連載していたエッセイの中から厳選した小林信彦の“決定版”映画コラム集。 小林信彦は凄い映画ファンで、的を射た映画評論も凄…
WOWOWで放送していたゾンビ時代劇『I,KILL(全6回)』を観了。“群凶”と呼ばれる謎の怪物がはびこる江戸時代初期を舞台にしたホラー時代劇。 忍者だったお凛(木村文乃)は、頭領である冷酷な母親・氷雨(富田靖子)の命令で殺した男の幼い娘・トキを連れて…
録画していた『緋牡丹博徒・仁義通します』(1972年・東映/監督:斎藤武市)を再見。恩義のある堂万一家の跡目をめぐって緋牡丹のお竜(藤純子)が悪党ヤクザと戦う物語。 大坂・堂万一家の親分おたか(清川虹子)が病気で寝込み、お竜が大阪にやってきます…
録画していた『緋牡丹博徒・お命戴きます』(1971年・東映/監督:加藤泰)を再見。上州で公害に悩む農民のために緋牡丹のお竜(藤純子)が悪党と戦う物語。 お竜は上州伊香保の賭場で、久保親分(諸角啓二郎)の実弟・猪之助(有川正治)のイカサマを見破り…
録画していた『緋牡丹博徒・お竜参上』(1970年・東映/監督:加藤泰)を再見。『花札勝負』の続編で、緋牡丹のお竜(藤純子)が浅草の興行権を狙う悪ヤクザと戦う物語。 目の手術をさせた後、別れ別れになったニセお竜の盲目の娘・お君を捜すお竜は、道中で…
録画していた『緋牡丹博徒・鉄火場列伝』(1969年・東映/監督:山下耕作)を再見。矢野一家を再興した緋牡丹のお竜(藤純子)が出所した子分を迎えに行った徳島で悪ヤクザと戦う物語。 お竜は出所した子分・清吉(高宮敬二)が重病で、藍玉を運送している江…
録画していた『アラモ』(2004年/監督:ジョン・リー・ハンコック)を再見。有名なアラモの攻防を描いた歴史西部劇。 “アラモ”といえばデイビー・クロケット(ビリー・ボブ・ソーントン)、ジム・ボウイ(ジェイソン・パトリック)、ウィリアム・トラビス(…
田村優子:著の『場末のシネマパラダイス』(筑摩書房:2021年6月30日初版第1刷)を読了。福島県本宮市にあった本宮映画劇場の物語。本宮市は人口3万人弱の典型的な地方都市。当然洋画のロードショー館などなく、邦画の直営館もなく、あったのは洋画や邦…
録画していた『緋牡丹博徒・二代目襲名』(1969年・東映/監督:小沢茂弘)を再見。緋牡丹のお竜が川人足と対立しながら鉄道工事を完成させる物語。 鉄道工事をしている叔父貴の川辺(嵐寛寿郎)が大ケガをしたと聞いて、緋牡丹のお竜(藤純子)は九州へ帰っ…
録画していた『緋牡丹博徒・花札勝負』(1969年・東映/監督:加藤泰)を再見。緋牡丹のお竜が一宿一飯の恩義のために悪党ヤクザと戦う物語。 名古屋の西之丸一家に草鞋を脱いだ緋牡丹のお竜(藤純子)は、金原一家の賭場で緋牡丹のお竜の贋者・お時(沢淑子…
録画していた『緋牡丹博徒・一宿一飯』(1968年・東映/監督:鈴木則文)を再見。緋牡丹のお竜が一宿一飯の恩義のために悪党ヤクザと戦う物語。 恩義のある戸ヶ崎親分(水島道太郎)が借金に苦しむ農民のために高利貸しの倉持(遠藤辰雄)を襲って警官に射殺…
録画していた『緋牡丹博徒』(1968年・東映/監督:山下耕作)を再見。藤純子の人気を不動なものにしたシリーズ第1作目。 九州・人吉の博徒・矢野組の娘・竜子(藤純子)は、父を闇討ちされ、小太刀の使い手の男勝りの性格から犯人を求めて旅をしています。…
録画していた『やくざの詩OKITE』(2003年・東映/監督:松方弘樹)を観る。親友同士だった二人の極道がやがて敵となり、壮絶な抗争を繰り広げる松方弘樹が初監督したアクション映画。 新宿を縄張りとする日下組と大野組は抗争寸前。日下組の寺島(加藤雅也…
録画していた『軍用列車』(1976年/監督:トム・グライス)を再見。原作者のアリステア・マクリーンが自ら脚色したサスペンス西部劇。 1873年、辺境ネバダの町マートルに山間の砦フリーマントルに向かう軍用列車が停車。乗っているのは、クレアモント少佐(…
双葉十三郎:著の『日本映画ぼくの300本』(文春新書:2004年6月20日第1刷発行)を読了。1921年の『路上の霊魂』から1996年の『Sall we ダンス?』までの300本を精選。名作だけでなく、娯楽シリーズまで取りあげているところが著者らしいところ。廃盤にな…
ユーチューブで配信された西部劇『RUST』(2024年/監督:ジョエル・ソウザ)を観る。祖父と少年との波乱にみちた逃亡劇を描いた西部劇。 1880年代のワイオミング、13歳の少年ルーカス(パトリック・スコット・マクダーモット)は幼い弟と二人で暮らしていま…
録画したままだった『パリの恋人』(1957年/監督:スタンリー・ドーネン)を観る。フレッド・アステアとオードリー・ヘップバーンの顔あわせで作られたミュージカル。 ファッション雑誌の編集長マギー(ケイ・トンプソン)に新しいモデル探しを頼まれたカメ…
録画したままだった『キャメロット』(1967年/監督:ジョシュア・ローガン)を再見。アーサー王伝説のキャメロットの物語をミュージカル化した作品。 世界の恒久平和を実現しようとした英国のアーサー王(リチャード・ハリス)は、王妃グエナヴィア(ヴァネ…
昨日、東武動物公園にホワイトタイガーを見に行く。昨年11月に父シューガー、母ソルティの間に二匹の子ども(コタとハク)が生まれ、今月親離れ。残念ながら、親も子ども(チビトラ)も寝ていました。 白虎というのは珍しく、中国では神獣扱い。幕末・会津戦…
友人に送ってもらった『室町無頼』(2025年/監督:入江悠)を観る。寛正(室町時代)の徳政一揆を題材としたアクション時代劇。 大飢饉と疫病が同時に発生した室町時代中期、蓮田兵衛(大泉洋)は悪友の骨皮道賢(堤真一)から才蔵(長尾謙杜)という若者を…
DVDでマカロニ西部劇『荒野の棺桶』(1966年/監督:マリオ・カイアーノ)を再見。妻を殺された男が無法者一味に潜入して復讐する物語。 騎兵隊さえ手を焼いているルーペ・ロホ(アルマンド・カルボ)を首領とする強盗団が荒らしまわっているテキサスの町…
アキラ・ファンの私が買いそびれていた小林旭:著の『マイトガイは死なず』(文藝春秋:2024年11月10日第1刷発行)を読了。鈴木十三が取材した小林旭の回顧録です。 序章:静かなるカリスマ、第1章:日活黄金時代の輝きのすべて、第2章:世界への飛翔とア…
録画していた『于氏王后(全8回)』を観了。高句麗第9代王・故国川王の王妃だった于氏王后の物語。故国川王が亡くなり、後継者争いが起こり、故国川王の弟の第10代王・山上王と再婚して王権を守った于氏王后の実話をモチーフにした歴史劇。 時代は179年、…
録画したままだった『日本の青春』(1968年・東宝/監督:小林正樹)を観る。戦中派の父親と、息子の青春像を描いた社会派青春映画。 特許事務所の所長・向坂善作(藤田まこと)は、事なかれ主義の男。妻・美代(奈良岡朋子)、浪人中の廉二(黒沢年男)、高…
録画したままだった『朝やけの詩』(1973年・東宝/監督:熊井啓)を観る。環境破壊と離散家族を軸に、若い男女の生き方を描いた社会派青春映画。 日本アルプスを展望する信濃高原で開拓している父・作蔵(仲代達矢)を手伝っている娘・春子(関根恵子)は、…
録画したままだった『ボルネオ大将 赤道に賭ける』(1969年・東宝/監督:沢島忠)を観る。実在の人物をモデルにしたエネルギッシュな青春映画。 父親(伊志井寛)が副社長の会社に勤める武男(北大路欣也)は、サラリーマン生活に嫌気がさし、心を寄せる同…
ブックオフでゲットしたDVD『続・ひばり三役競艶雪之丞変化』(1957年・新東宝/監督:渡辺邦男)を観る。前編はテレビ放映されたものを観たので後編が観たくなりましてね。 長崎の豪商・松浦屋の娘・お雪(美空ひばり)は、密貿易の冤罪で父は悶死、母は…
録画していた『西部開拓史』(1962年)を再見。1830年代から1880年代までのプレスコット一族の物語を中心に五つのエピソードで展開する西部開拓史劇。ジョージ・シャーマンが第1・第2・第5エピソード、ジョン・フォードが第3エピソード、ヘンリー・ハサ…