逢坂剛の『墓石の伝説』

nostalji2004-12-03

逢坂剛の『墓石の伝説』(毎日新聞社:2004年11月30日第1刷発行)を読了。
毎日新聞で2002年11月1日〜2003年12月27日まで連載されていたものを単行本化したものです。西部劇ファンの逢坂剛が西部劇への思いを小説という形態で表現しています。語り部である岡坂神策は作者自身ですね。西部劇の映画製作を計画している塚山新次郎も作者自身です。
“OK牧場の決闘”の真実をメインにして物語は展開していくのですが、こんな小説を喜ぶのは私のような西部劇ファンだけじゃないですかね。それも、マカロニに関しては全然言及していないので、西部劇ファンといっても50年代〜60年代にリアルタイムで西部劇を観た50歳以上の人たちだけでしょうね。若い人に西部劇の魅力を伝えるのは、時代劇以上に難しいことで〜す。
画像は『墓石の伝説』の表紙
西部劇私的博物館の西部劇関連本に明日アップしよう。


読書と金にならない原稿書きで1日終わる。